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スズキ「アルト」など6車種約13.7万台をリコール…変速不能・走行不能になるおそれ

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スズキ「アルト」など6車種約13.7万台をリコール…変速不能・走行不能になるおそれ

スズキは、アルトなど6車種の変速装置に不具合があり、最悪の場合、変速不能および走行不能になるおそれがあるとして、2024年7月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年12月3日~2023年9月6日に製造された13万7,690台と、交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないものの一部。

今回リコールの対象となるのは、以下の通り。

・2014年12月3日~2023年9月6日に製造されたスズキ アルト、アルト ラパン、ソリオ、スイフト、エスクード / 三菱 デリカD:2の6車種13万7,690台
・2019年9月1日~2022年5月31日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた車両が特定できないアクチュエータ アッシ873個

不具合の箇所は、変速装置(AGSアクチュエータ)。機械式自動変速機(AGS)のオイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件でブラシが膨張し、摺動不良となるものがある。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが導通不良を起こし作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに、変速不能および走行不能になるおそれがある。

これまでに不具合が134件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のアクチュエータを点検し、不具合に該当する場合はオイルポンプ駆動用モータを対策品に交換する。

使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。

リコール等情報|スズキ

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