NearMeと日の丸交通、「シェア乗りタクシー」のサービス拡大。23区全域で24時間利用可能に

乗車エリアをこれまでの6区（新宿区・千代田区・渋谷区・港区・中央区・江東区）から23区全域に拡大し、降車可能エリアはこれまでの「ナイトシャトル」と同様、東京駅を中心とした半径約20km以内に設定する。

時間制限を撤廃し、夜間早朝時間帯のみだった運行時間を24時間対応とすることで、生活のさまざまなシーンにおいて、タクシーの「シェア乗り」によるドアツードアでの移動サービスを提供することができるようになった。

シェア乗りタクシーは、1つの車両を複数組でシェアする「ライドプーリング」によって、夜間早朝に限らず全ての時間帯において既存のアセットを活用しながら輸送量を高めていくことを目指す。

シェア乗りによって複数人が乗車することにより、1回あたりの運行距離が長くなることで生産性向上の寄与につながる。加えて、事前予約制とすることで運行計画を立てやすくなるだけでなく、都市部と移動先の往復が少なくなることでタクシードライバーの肉体的負担の軽減にもつながるなど、利用者の利便性だけでなく運行事業者にとっても利点があるとし、両社は移動課題解決のために同サービスの認知向上を図っていく。