テラチャージ、インド市場向け新型30kW急速充電器「TAKA（鷹）」発売。インド国内製造で低価格を実現

インドでは、28州のうち半数の州がEV政策を発表しており、EV購入時の助成金補助や道路税の免除が実施されている。特に都市部における商用四輪の小型タクシーのEV化が加速しており、短時間充電が可能な急速充電のニーズが高まっている。

一方で、これまで設置されてきた急速充電器は、使用時にアプリケーションが始動しない、充電や支払いを完了することができない、OEM先がアフターケアに対応しないなどの課題があり、ユーザーが使用できないケースがある。

テラチャージ・インドでは、これらの業界課題を解決しEV四輪ユーザーに快適なインフラ環境を提供するため、30kW高速充電器「TAKA（鷹）」を開発。日本の製造業出身の研究開発チームが開発し、安定稼働できる品質の高い高速充電器の商品化に至った。

同商品はメイクインインディアのコンセプトのもと、調達から製造まで100％インドで実施することで、販売価格を下げ、インド国内における持続可能なEVエコシステムの構築に寄与する。

同社では、今年中に北インドを中心に100機の設置を目標とし、製品の開発からアフターケアまで実施することでユーザーが継続的に安定して使用する環境の提供を目指す。

最大出力電力定格は30kW、保護等級レベルはIP 54、通信機能はOCPP1.6J／GSM-4G／Wif。価格は79万9,000円（42万インドルピー）〜。正式な公式発売は8月を予定している。