フォルクスワーゲン「アウディ A8 55Tq」など10車種1,059台をリコール…協定規則不適合
フォルクスワーゲングループジャパンは、アウディ A8 55Tqなど10車種のヘッドライトコントロールユニットに不具合があり、協定規則第48号の技術的な要件に適合しないとして、2024年7月25日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年3月4日~2024年5月17日に輸入された1,059台。
今回リコールの対象となるのは、2022年3月4日~2024年5月17日に輸入された下記の10車種1,059台のうち、「デジタルマトリクスLEDヘッドライト」がオプション装備された車両。
アウディ S8 / A8 60Tq / A8L 60Tq / A8 55Tq / A8 60e / A8L 60e / e-tron / e-tron 50 / e-tron S / Q8 e-tron
不具合の箇所は、灯火装置(ヘッドライトコントロールユニット)。
ヘッドライトコントロールユニットのソフトウェアが不適切なため、オートライトにより配光可変型前照灯を点灯した状態で車両を後退させた場合、配光可変型前照灯のコーナリングライト機能が作動する状態となり、協定規則第48号の技術的な要件に適合しない。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のヘッドライトコントロールユニットを対策プログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールや電話、電子メール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。