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三菱ふそう、バッテリー交換式EVトラック「eキャンター」の公道実証開始。ヤマト運輸らと協力

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三菱ふそう、バッテリー交換式EVトラック「eキャンター」の公道実証開始。ヤマト運輸らと協力

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は8月9日、ヤマト運輸らと協力し、バッテリー交換式EVトラック「eCanter(eキャンター)」の公道実証を開始したと発表した。

eキャンターは、2017年に誕生した国内初の量産型EV小型トラック。2023年に発売した新型モデルは、3つのバッテリーサイズで航続距離を選択でき、国内モデルは28型式を展開している。

今回の実証では、米Ample(アンプル)社の交換モジュールを装着したバッテリー交換式eキャンターを使用。ヤマト運輸の京都市内の集配業務で試験運用し、実用化に向けた課題を検証する。

実験は、京都市内に設置されたアンプルのバッテリー全自動交換ステーションで、ENEOS(エネオス)ホールディングスと連携してバッテリー交換を行う。バッテリー残量が少なくなったeキャンターがステーションに入庫すると、ロボットが自動でバッテリーを交換する仕組みで、交換時間は5分を目標としている。ステーションは乗用車との共用が可能となっており、脱炭素社会の構築に向けたゼロエミッション車両の普及に貢献する。同技術は2023年のジャパンモビリティショーで展示している。

同時に、ダイムラー・トラック・ファイナンシャルサービス・アジアによる、eキャンター専用リース商品「FUSOグリーンリース」を用いたバッテリー交換式EVトラックのビジネスモデルの検討も行う。FUSOグリーンリースは車両整備や保険、パートナー間の契約関係、車両登録、月々の支払い形態など、包括的な金融ソリューションを提供する。

実験により、バッテリー全自動交換ステーションを新たなエネルギー供給インフラとして普及していくための運用ノウハウ蓄積と将来的な商業化に向けた課題の洗い出しを行い、ユーザーにCO2排出量削減のための選択肢を提供していく。

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