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UDトラックス「ボルボ FH」79台をリコール…走行中にトラクタとトレーラが分離するおそれ

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UDトラックス「ボルボ FH」79台をリコール…走行中にトラクタとトレーラが分離するおそれ

UDトラックスは、ボルボ FHのロックガードに不具合があり、正しく作動せず誤連結状態となり、走行中にトラクタとトレーラが分離するおそれがあるとして、2024年7月10日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年8月8日~2023年11月21日に輸入された79台。

今回リコールの対象となるのは以下の通り。
・2022年8月8日~2023年11月21日に輸入されたボルボ FH 79台
・2013年3月27日に輸入され、交換修理用部品が組付けられたボルボ FH 1台
・2023年11月11日に交換修理用部品として出荷し、組付けられた車両が特定できないカプラ 1個

不具合の箇所は、2軸式カプラ。製造工程の作業性改善で設計変更したロックガード(誤連結防止部品)の形状が不適切なため、トラクタとトレーラの高さが合っていない状態で連結操作を行うと、ロックガードが正しく作動せず誤連結状態となり、運転席センタパネル内に連結完了を示す連結確認ランプが点灯する場合がある。目視による連結状態の確認をしないまま使用を続けると、走行中にトラクタとトレーラが分離するおそれがある。

改善措置として、全車両のロックガードの形状を確認し、交換対象の場合は対策品と交換する。ジョー上面とロックガードR部頂点を計測のうえ、必要に応じて調整する。対策品に交換するまでの間、使用者には連結操作時にトラクタとトレーラの高さを合わせること、および完了後に連結状態を目視確認することを周知する。改善実施済車には、連結装置左後方または右側方の銘板に白色ペイントを塗布する。

リコール関連情報|UDトラックス

リコール|ボルボ・トラック

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