キャタピラージャパン「キャタピラー 918M」など2車種229台をリコール…ホイールが脱落するおそれ
キャタピラージャパンは、キャタピラー 918Mなど2車種のファイナルドライブ(終減速機)のリングギア固定ボルトに不具合があり、最悪の場合、ホイールが脱落するおそれがあるとして、2024年8月30日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年8月7日~2022年8月25日に輸入された229台。
今回リコールの対象となるのは、2018年8月7日~2022年8月25日に輸入されたキャタピラー 918M、920の2車種229台。
不具合の箇所は、ファイナルドライブ(終減速機)のリングギア固定ボルト。製造時の設計指示が不十分なため、リングギアを締結するボルトのトルクが不足しているものがある。そのままの状態で使用を続けるとボルトが緩み、ファイナルドライブから異音の発生や油漏れが生じて、最悪の場合、ホイールが脱落するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに起きていない。市場からの非車検車両における不具合報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両に対して、前軸後軸のファイナルドライブ内のリングギアを固定するボルトを交換し、適正な手法で締め付ける。ボルトの緩み、脱落または破損が確認された場合は、アクスルを交換する。
使用者にはダイレクトメールもしくは電話で通知し、自社ホームページにも掲載する。改善実施済み車両には、キャブ後面ガラス左下、あるいは左支柱下に、実施済みであることを示す旨のステッカーを貼付する。