テスラ「Model 3」など4車種4,388台をリコール…故障警告が行われないおそれ
テスラジャパンは、Model 3など4車種のBピラー搭載カメラに不具合があり、センサーが感知不能になっても検出しないため、運転者に故障警告が行われず、かじ取り装置の基準を満たさないとして、2024年9月10日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年12月31日~2024年8月3日に輸入された4,388台。
今回リコールの対象となるのは、2022年12月31日~2024年8月3日に輸入されたModel 3、Model Y、Model S、Model Xの4車種4,388台。
不具合の箇所は、Bピラー搭載カメラ。車両のBピラーに搭載されているカメラのソフトウェア設計が不十分なため、カメラの汚れ等でセンサーが感知不能となった場合に検出しない。結果、運転者に故障警告が行われず、かじ取り装置の基準を満たさない。
これまでに事故、不具合ともに発生していない。アメリカ本国メーカーからの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両に対策プログラムの配信を行う。
使用者にはタッチスクリーンへの表示、e-mailまたは電話等で通知し、日整連の機関誌にも掲載する。改善実施済車は、ソフトウェアバージョンが2024.26.7か、それ以降で識別する。