BMW「740d xDrive」など3車種300台をリコール…フロントワイパーが作動不能となるおそれ
ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、740d xDriveなど3車種のフロントワイパーに不具合があり、最悪の場合、作動不能となるおそれがあるとして、2024年9月11日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年10月13日~2023年1月25日に製造された300台。
今回リコールの対象となるのは、2022年10月13日~2023年1月25日に製造されたBMW 740i、740d xDrive、i7 xDrive60の3車種300台。
不具合の箇所は、窓拭き器(フロントワイパー)。
フロントワイパーのリンケージに使用されているレバーの製造が不適切なため、組み付ける際に取付部の軸に施されている凹凸加工を摩耗させたものがあり、レバーと軸の間にわずかな隙間ができ、軸が回転するたびに摩耗が進行してワイパーアームを駆動させる力が減少する。最悪の場合、レバーが軸から外れ、フロントワイパーが作動不能となる。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のフロントワイパーシステム用コンソールを点検し、必要に応じてワイパーシステムリンケージを交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知、または車両に直接インカーコミュニケーションメッセージを送信するほか、自社ホームページにも掲載する。作業完了車は、左フロントドアのアッパーヒンジのボルト(頭)に白ペイントを塗布する。