スズキ「V-ストローム800DE」661台をリコール…安全走行性を損なうおそれ
スズキは、V-ストローム800DEのリヤタイヤに不具合があり、最悪の場合、トレッド部が剥離して走行安定性を損なうおそれがあるとして、2024年9月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年2月22日~2024年2月19日に製造された661台。
不具合の箇所は、リヤタイヤ。製造時にバラツキがあり、内部のベルトとカーカス間のゴムが薄くなっているものがある。ベルトとカーカスが剥離してトレッド部に亀裂や変形が生じることで異常振動が発生し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、トレッド部が剥離して走行安定性を損なうおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。海外市場からの情報により発覚、2024年7月18日付け届出番号「5522」でリコール届出を行ったが、原因が判明し、恒久対策が決定したため、再度届け出た。改善措置として、全車両のリヤタイヤを対策品と交換し、車枠の車台番号打刻付近に緑色のシールを貼付する。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。