フォルクスワーゲン「ランボルギーニ ウルス」434台をリコール…ボンネットが開いて脱落するおそれ
フォルクスワーゲングループジャパンは、ランボルギーニ ウルスのエンジンボンネットに不具合があり、最悪の場合、ラッチが損傷し、ボンネットが開いて脱落するおそれがあるとして、2024年9月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年1月22日~2024年5月26日に輸入された434台。
不具合の箇所は、エンジンボンネット(ストライカー取付ボルト)。
エンジンボンネットの製造工程が不適切なため、ストライカーを固定しているリベットスタッドボルトが正しく圧着されていないものがある。高速走行時、ボンネットにかかる風圧でボルト圧着部分に応力がかかってボルトが緩み、振動で異音が発生する。そのまま走行を続けると、最悪の場合、ラッチが損傷し、ボンネットが開いて脱落するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。イタリア本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のボンネットストライカーを点検し、正しく圧着されていない場合はストライカー取り付け部分を修正する。修正ができない場合は、リベットスタッドボルトを取り外し、取り付け方法をブラケット方式に変更する。
改善実施済車には、車両識別プレートの下側に、黄色で直径5mm程度のマークを塗布し、点検整備記録簿の該当欄に「日付、走行距離、ワークショップスタンプと担当者名、リコール:外-3868の改修」を記入する。
使用者にはダイレクトメール、電話、および電子メール等で通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。