開く
NEWS

メルセデス・ベンツ、CLEに新モデル「CLE 200クーペスポーツスタイル」追加。価格抑えて820万円に設定

公開日:
更新日:
メルセデス・ベンツ、CLEに新モデル「CLE 200クーペスポーツスタイル」追加。価格抑えて820万円に設定

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)は9月20日、2ドアクーペ「CLEクーペ」にISG搭載モデル「CLE 200 Coupe Sports Style(CLE 200クーペスポーツスタイル)」を追加し、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて販売を開始した。

CLE 200クーペスポーツスタイルは、「CLE 200クーペスポーツ(ISG搭載モデル)」をベースに標準装備と価格を見直した新モデル。価格はベースモデルより30万円値下げし、820万円で販売する。

ベースモデルではオプション設定の、乗員の身体と座面の間にこもった熱や湿気をシートに内蔵された複数のファンが除去する「シートベンチレーター(シートヒーター機能含む)(運転席・助手席)」、合計出力710Wの車内オーディオシステム「Burmester3Dサラウンドサウンドシステム」、運転中の気分や乗員人数、座席位置に応じた音響バランス調整が可能な「サウンドパーソナライゼーション機能」を標準装備した。

エクステリアは、ベースモデルと同様に、AMGラインエクステリアを標準採用。立体的なスターパターンを採用したフロントグリルや逆スラントなシャークノーズ、フルLEDヘッドライト(デジタルライト)、高い空力性能を持つフロントエプロン、ロングボンネットにパワードームを配置した。

サイドデザインは、ショートオーバーハングにロングボンネット、ロングホイールベース、滑らかなルーフラインのクーペシルエットを形成。ヘッドライト・リアコンビネーションランプから伸びる前後のラインと、ドアパネル下部の後方に向かうライン、19インチAMGアルミホイールを装着した。

リアデザインは、張り出したフェンダーと先進的なデザインのリアエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスにつないだ2ピースデザインのリアコンビネーションランプでリアエンドを形成し、トランクリッド後端にボディ同色のスポイラーリップを備えた。

インテリアは、ベースモデルと同様にAMGラインインテリアを標準採用し、クーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを採用。メンテナンスが容易で柔らかな触り心地が特徴のレザー「ARTICO(アルティコ)」を3色展開し、インテリアトリムには細かな模様の「メタルウィーブインテリアトリム」を採用した。

12.3インチのコックピットディスプレイと、11.9インチの高解像度ディスプレイを人間工学に基づき配置し、11.9インチのメディアディスプレイはドライバー側に6度傾け、でスポーツ感を強調するデザインとした。ベースモデルと同様に、AMGラインインテリアを標準採用している。

ボディカラーは標準仕様のポーラーホワイト(ソリッド)を含む全7色で展開する。

フロントシートに専用のスポーツシートを採用し、運転席・助手席ともにシートヒーター機能を含むシートベンチレーターを標準装備。リアシートは左右独立式で、従来型のEクラスクーペに対し室内幅を肩部で54mm拡大したほか、40:20:40の分割可倒式シートのため、多彩なシートアレンジが可能となる。

トランクルームはフラットなトランクフロア形状と出っ張りの少ないトリム形状を使い分けでき、容量は420Lを確保。自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーも標準装備した。前席乗車時にドアを閉めると、シートベルトを前に送り出す「ベルトフィーダー」や、車内のライティングを64色のカラーから選び、組み合わせた演出ができる「アンビエントライトプレミアム」も標準で備えた。

インフォテインメントシステム「メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス(MBUX)」の第3世代を採用。音声アシスタント「Hi,Mercedes」は、新採用のJust Talk機能により、車内にドライバー以外の乗員がいない場合に限り、キーワードの「Hi, Mercedes」を発話せず音声操作できるようにし、利便性を高めた。

パーソナライゼーション機能では、ユーザー個々のプロファイルを作成し、運転席のシートメモリーやミラー位置の設定、アンビエントライトのカラー設定などの機能を保存できる。パーソナルプロファイルへのアクセスは指紋による生体認証に対応しており、利便性とセキュリティを向上している。

車内での操作を簡略化する「ルーティン機能」を搭載。乗車中に行う操作の流れをルーティンとして組み立て、一定の条件を満たした場合に各種機能を作動させることで、ドライバーの車内での操作負担を軽減する。あらかじめテンプレートを用意するほか、たとえば「室内の温度が12℃以下になった場合、シートヒーターをオンにしてアンビエントライトをオレンジにする」など、ユーザー自らルーティンを作成できる。Mercedes me IDと車両のペアリングが必要となる。

新しいユーザーインターフェース「ゼロレイヤー」を採用。ユーザーの習慣や状況に応じて、各種情報や機能を流動的かつ予測的に表示する。トップ画面上に必要な情報や機能が必要な時に表示され、ユーザーはメニューから階層を辿ったり、画面をスクロールして目的の機能を呼び出したりする必要がなくなる。

パワートレインは、最高出力204PS(150kW)、最大トルク320N・mを発揮する2.0L直列4気筒エンジンとトランスミッションの間に第2世代のISGを組み合わせ、短時間最大で23PS(17kW)、205N・mの電動ブーストが可能。トランスミッションには9G-TRONICオートマチックトランスミッションを採用し、1速から9速までの変速比幅が広いため、エンジン回転数が大幅に低減された。標準装備として、通常走行時はしなやかな乗り心地、ハードなコーナーリング時など一定以上の負荷がかかった場合に、瞬時に減衰力を高められるセレクティブダンピングシステムを採用したスポーツサスペンションを採用し、より固めとしたスプリング・ダンパー設定やスポーティな設定のダイレクトステアリングにより、走行安定性を向上させた。

万一の際に最大限の安全性を確保するパッシブセーフティも備える。SRSエアバッグ(運転席・助手席)やSRSニーバッグ(運転席)、SRSサイドバッグ(運転席・助手席)、SRSウインドウバッグと、側面衝突などにより車両側方から強い衝撃を受けた際、前席乗員同士が衝撃でぶつかり合って負傷する危険を低減する新開発のSRSセンターエアバッグを標準装備した。

レーダーセーフティパッケージを採用し、片側100万画素以上の高解像度のデジタルライトや、Sクラスに搭載される最新の安全運転支援システムと同様のレーダーセーフティシステム、各種駐車支援機能を標準で搭載する。

PICK UP