ホンダ、ハンズフリーで移動できる次世代モビリティ「UNI-ONE」など展示｜ジャパンモビリティショービズウィーク2024

イベント・出展概要

「ジャパンモビリティショー」は1954年から開催されてきた「東京モーターショー」の後継イベントで、昨年名称を改めた。今年開催するジャパンモビリティショービズウィーク2024は、モビリティ関連企業とスタートアップによるビジネス共創を生み出すイベントとして開催する。

同社はハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE（ユニワン）」の特長を生かした新たな移動体験のパートナー探索や、自転車を電動アシスト化・コネクテッド化できるサービス「SmaChari（スマチャリ）」の販売、取り扱いパートナーの意向獲得を図るほか、社会課題解決に向けたプログラム「IGNITION（イグニッション）」、スタートアップ企業とのコラボレーションを促進するプログラム「Honda Xcelerator Ventures（ホンダ・エクセラレーター ベンチャーズ）」を紹介する。

出展内容1：ハンズフリーパーソナルモビリティ「ユニワン」

ロボティクス研究から生まれたバランス制御技術と、同社独自の車輪機構「Honda Omni Traction Drive System（オムニ トラクション ドライブ システム）」を採用した着座型モビリティ。目線が立位に近く、両手が自由に使えることで、周囲の人とコミュニケーションを取りながらの移動が可能となる。今回はAR（拡張現実）やVR（仮想現実）など、DXの視点を加えた新たな移動体験のパートナー探索を図る。

出展内容2：自転車の電動アシスト化・コネクテッド化サービス「スマチャリ」

スマートフォンアプリと自転車に取り付ける電動アシストユニットで構成され、日本初（2023年3月現在、同社調べ）の法規に準拠する出力制御技術により、さまざまなタイプの自転車の電動アシスト化・コネクテッド化が可能なサービス。スマートフォンアプリを通じ、個人に合わせたアシスト出力の最適化や故障の検知、走行データ管理、位置情報の共有、所有者情報の管理など、コネクテッド機能を活用した機能や情報を利用できる。

同社は、ユーザーにスマチャリのスマートフォンアプリを提供し、スマチャリを搭載した自転車を製造・販売する企業に、電動アシストユニットの制御ソフトウェアに関する技術などの各種ライセンス、同サービスを運用・管理するコネクテッドプラットフォームを有償で提供する。今後は幅広い自転車への搭載を目指し、システムを継続的に進化させていく。

出展内容3：新事業創出プログラム「イグニッション」

2017年に子会社の本田技研研究所で開始したプログラムで、2021年に対象を全社に拡大した後、社外にも広げ、社内の従業員の持つ技術やアイデア、デザインを組み合わせて形にし、社会課題の解決と新しい価値の創造につなげることを目指している。社外への支援を通じ、将来の協業やアライアンスの可能性を探っていく。今年は一般公募の中から3テーマを採択し、支援している。

出展内容4：オープンイノベーションプログラム「ホンダ・エクセラレーター ベンチャーズ」

スタートアップ企業とのコラボレーションを促進するプログラムで、日本、北米、欧州、イスラエルなどのベンチャー企業に出資・協業している。2023年4月に、グローバルでのコーポレートベンチャリング機能を担う「ホンダ・イノベーションズ」を日本に設立し、対応をスピーディに行える体制を整えた。

予算は年間100億円規模を確保し、AIや合成燃料、電池のリサイクル、核融合発電などの領域で、将来を見据えた先端技術のスタートアップへ出資を行い、技術・事業の幅を広げることを目指す。

「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024」公式サイト