三菱ふそう「ふそうエアロエース」など2車種2,617台をリコール…ホースが破損して冷却水が漏れるおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうエアロエースなど2車種のリターダーホースとラジエーターホースに不具合があり、ホースが破損して冷却水が漏れるおそれがあるとして、2024年9月26日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年6月9日~2023年7月13日に製造された2,617台。
今回リコールの対象となるのは、2017年6月9日~2023年7月13日に製造された三菱 ふそうエアロアース、ふそうエアロクィーンの2車種2,617台。
不具合の箇所は、リターダーホースとラジエーターホース。
リターダーホースとラジエーターホースの補強方法が不適切なため、補強糸と母材ゴムの密着力が不足しているものがある。ホース内冷却水の圧力変動により補強糸が摩耗して破断すると、ホースが破損して冷却水が漏れるおそれがある。
これまでに不具合が15件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のリターダーホースとラジエーターホースを対策品に交換し、作業完了車には、ラジエーターホースの上面に白色ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。