メルセデス・ベンツ「C200」など2車種24台をリコール…火災に至るおそれ
メルセデス・ベンツは、C200など2車種の配線の組み付けが不適切なため、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2024年9月26日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年2月22日~6月8日に輸入された24台。
今回リコールの対象となるのは、2022年2月22日~6月8日に輸入されたメルセデス・ベンツ C200、C220dの2車種24台。
不具合の箇所は、エンジンルーム内や床下の12V、18Vアース配線。製造時の組み付けが不適切なため、ボディーアースのターミナルポイントにナットが規定トルクで締め付けられていないものがある。走行時の振動等でナットが緩み、電気抵抗が増加して発熱することで周囲の部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンルーム内や床下の12V、48Vアース配線のナットの緩みを点検する。
緩みがある場合は、アース配線やナットの接触面を点検し、規定トルクで締め付け直す。接触面に損傷がある場合や、周囲に溶損がある場合は、関連部品を新品に交換する。改善対策済車には、車台番号の付近に黄色の識別ペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連機関誌・自社ホームページにも掲載する。