三菱自動車、クロスオーバーSUV「アウトランダーPHEV」を大幅改良。今秋日本、来春欧州で発売

アウトランダーPHEVは、世界初のSUVタイプの4輪駆動（4WD）PHEV。2013年に日本で発売し、欧州、北米、豪州などに展開しているフラッグシップモデル。「日常ではEV、遠出はハイブリッド」というコンセプトのもと、外観デザインとPHEVシステムによる動力性能、ツインモーター4WDと四輪制御技術「S-AWC」による操縦安定性が特徴。

2021年12月にフルモデルチェンジした2代目と、初代モデルと合わせ、これまでに累計37万台以上を販売している。SUVタイプで4WDのPHEVとして、世界1位の販売台数（※）となっている。

今回は、「洗練」と「上質」をテーマに大幅改良を実施。電動車としての魅力を高めるため、駆動用バッテリーを刷新した。欧州仕様では、EV航続距離を80km超（WLTPモード）とし、最高出力を約20％向上させ、加速性能を高めた。S-AWC制御の最適化やサスペンションの改良とともに新タイヤを採用し、安定した乗り心地を提供する。

インテリアは、12.3インチに大型化したスマートフォン連携ナビゲーションやコネクティッド機能の拡充、シートベンチレーション機能などを採用し、利便性と快適性を向上。ヤマハと共同開発したオーディオシステムの搭載などで機能装備を充実させた。

PHEVモデルとともに、ガソリンモデルも大幅改良を予定しており、2025年に北米・豪州・ニュージーランドなどへの投入を予定している。

※2024年9月末現在。同社調べ