シトロエン、「ベルランゴ」「ベルランゴ ロング」をマイナーチェンジ。フロントフェイス刷新

ベルランゴは、2020年に日本に導入されたMPVで、販売台数は1万台以上。今回のマイナーチェンジでは、新世代のブランドロゴを日本で初導入し、新フロントフェイスを加え、各所にさまざまなブラッシュアップを施した。

エクステリアは、2022年のパリモーターショーで発表した「Oli concept（オリ コンセプト）」の流れを汲む新世代のシトロエンデザインを採用。ブランド創業時のロゴをオマージュした新型ロゴをセンターに配置し、ドアにはサイドエアバンプを備えた。

インテリアは、ブラックで統一したダッシュボードに、グレーのドアハンドル周りを組み合わせ、落ち着いた印象に仕上げた。中央のタッチスクリーンは従来の8インチから10インチにサイズアップ。インフォテイメントシステムも刷新し、オーナー自身で車両のソフトウェアアップデートが可能な「オーバー・ジ・エアー（OTA）」の採用や、CarPlay/Android Autoに対応したType-CのUSBコネクタを装備した。

メータークラスターは、アナログメーターからデジタルメーターに変更し、メーター内の表示を自由に設定できる。ステアリングホイールは2スポークタイプに変更し、ステアリングの形状をわずかに楕円形状にすることで操作性の向上を図るほか、ステアリングヒーターを装備し、冬季の快適性を高めた。

荷室・収納は、5人乗りモデルはガラスルーフと多機能ルーフストレージを1つにした「Modutop（モジュトップ）」を従来モデルに引き続き採用し、20カ所以上の豊富な収納スペースを備えた。最大ラゲッジ容量は2126L、積載可能スペースは2700ｍｍ。7人乗りモデルは、2列目シートを畳んだ際の最大ラゲッジ容量を2693Lと、荷室の容量を最大化した。助手席を畳むと、サーフボードなどの長尺物が積載可能な3060mmのスペースを活用できる。

両モデルともリアオープニングガラスハッチを装備し、リアゲートを開けずにトランクの荷物を出し入れできる。

運転支援機能は、ミリ波レーダーの追加によりアクティブクルーズコントロールの性能が向上し、停止後3秒以内の再発進が可能となった。レーンポジショニングアシストも追加し、ロングドライブにおけるドライバーの負担軽減に貢献。クルーズコントロール＆スピードリミッターのスイッチは、ステアリングコラムからステアリング上にレイアウト変更した。

ボディカラーは、新色の「ブルー キアマ」「グリーン シルカ」に、「ブラン イシ」を加えた3色展開となる。

新型モデルの発売を記念した特別仕様車のベルランゴ マックス XTR ローンチエディション BlueHDiは、専用装備にアドバンスドコンフォートシート（フロント）、17インチホイール、フロント／リアスキッドプレート、専用カラーダッシュボード、専用エアバンプカラーアクセント、XTRバッジを採用。ボディカラーはブルー キアマを設定した。

価格は、ベルランゴが439万円、ベルランゴ ロングが457万円、ベルランゴ マックス XTR ローンチエディション BlueHDiが457万2,500円。