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VWでRR! でもなんか微妙に終わってる:フォルクスワーゲン・ID.4[福野礼一郎『クルマ論評9』]

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VWでRR! でもなんか微妙に終わってる:フォルクスワーゲン・ID.4[福野礼一郎『クルマ論評9』]

福野礼一郎さんの単行本『クルマ論評9』をよりお楽しみいただくために、試乗当日の写真を掲載しました。誌面で綴られている雰囲気が伝わりやすくなるでしょうか。単行本をお求めの方にもリンクを用意しておりますので、ぜひお手にとってご覧ください。

フォルクスワーゲン・ID.4[Volkswagen ID.4]
試乗日:2023年 9月15日

[Lite]
個体 VIN:WVGZZZE2ZPE068432
車検証記載車重:1950kg(前軸 950kg/後軸 1000kg)
試乗車装着タイヤ:ハンコック ventus S1 evo3 235/60-18

[Pro]
個体 VIN:WVGZZZE2ZPE068501
車検証記載車重:2140kg(前軸 1010kg/後軸 1130kg)
試乗車装着タイヤ:ハンコック ventus S1 evo3前 235/50-20後 255/45-20

(単行本書き出しより)
 フォルクスワーゲン・グループのBEVといえば、2019年10月21日にゴルフVIIベースのeゴルフ(本書シリーズ『クルマ論評5』収録)、2021年2月24日にアウディe tronスポーツバックに乗っている(『クルマ論評6』に収録)。
 e-tronの試乗個体は、オプションのドアマウント式電子バックミラーが超絶見にくくて、試乗中は「後ろが見えない!」「やばい!」と絶叫していただけでほぼ終わった。自分は運転中の3分の1の時間はバックミラーで後方を確認しているんだということが判明したという点では確かに貴重な体験だったが、萬福コンビの車種選びでは「e-tron=二度と乗りたくないクルマ」の偏見トラウマができてしまった——

福野礼一郎のクルマ論評9

大好評のMFi連載「福野礼一郎のニューカー二番搾り」を加筆修正し一冊にまとめた単行本「クルマ論評」を2024年も刊行します。今回のテーマ車は日本4/ドイツ4/フランス1/イタリア1/スウェーデン1。軽自動車からスーパーカーまで、いつもの道でいつもの乗り方でじっくり確かめた結果たるや果たしていかに。

 VWでRR! でもなんか微妙に終わってる――フォルクスワーゲン・ID.4
 誰にも会いたくないときは旧友を呼んでみる――日産・GT-R
 乗り心地/乗り味は下手な乗用車よりいい――ホンダ・N-BOX
 燃費とハンドリングで差。スズキの未来は明るい――スズキ・スペーシア
 BEVで褒められるのは常にモーターだけだ――BMW・X1
 ICEとEVのいいとこ取りの代償は2.3tである――メルセデス・ベンツ・Eクラス
 高速安定性と操舵感は出色(→RRのBEV)――ボルボ・EX30
 購入に賛成してくれた後席の家族がかわいそう――ミニ・カントリーマン
 ベンツ/ビーエム1000万クラスを超える快適性+巡航性――ホンダ・アコード
 久々のハンドリング絶賛モード「これはいいクルマ。いいクルマ」――プジョー・408
 見た目に惚れて憧れても大きく裏切られることはない――マセラティ・MC20

 福野礼一郎選定 項目別ベストワースト2024
 ・ 2024年、期待を上回る出来だったクルマもしくはアイテム
 ・ 2024年、期待を下回る出来だったクルマもしくはアイテム
 ・ 2024年、買ってはいけない輸入車
 ・ 2024年クラス別ベスト車
 ・ 2024年部門別ベスト
 ・ ~2024年おおいなる期待はずれと最低のできばえ
 ・ クルマの格言と選びの鉄則
 (青字については行数厳しい場合使わずとも結構です)
 
 福野礼一郎&第一線エンジニアによる現代の視点[ホンダ・NSX]

著者
福野礼一郎
自動車評論家

東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている。著書は『クルマはかくして作られる』シリーズ(二玄社、カーグラフィック)、『スポーツカー論』『人とものの讃歌』(三栄)など多数。

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