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スズキ、コンパクトSUV新型「フロンクス」発売。グローバルモデルを日本向けに開発

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スズキ、コンパクトSUV新型「フロンクス」発売。グローバルモデルを日本向けに開発

スズキは10月16日、コンパクトSUV新型「フロンクス」を発売した。

フロンクスは、「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと快適な室内空間を兼ね備えた、新ジャンルのコンパクトSUV。2023年4月にインドで販売を開始し、同社のグローバルカーとして中南米、中近東、アフリカなどでも販売している。今回の新型モデルは、日本のユーザーに合わせて開発した専用装備を数多く搭載している。

走行性能は、1.5L K15C型エンジンとマイルドハイブリッド、6AT(6速オートマチックトランスミッション)を組み合わせ、力強い加速性能と、スムーズかつスポーティーな走りを目指した。ロングホイールベースを採用し高い直進安定性と、低重心、ワイドトレッドが生み出す高い操縦安定性を実現。タイヤやコイルスプリング、ショックアブソーバーなどの足回りや電動パワーステアリングの操舵アシスト力を日本の路面に合わせてチューニングを施している。

シフトコントロールには、両手でハンドルを握ったままでも操作できるパドルシフトを標準装備したほか、ドライバーの体格や好みに合わせてドライビングポジションを設定できる、チルト&テレスコピックステアリングを採用し、快適な操作性を高めている。

日本国内専用仕様として4WD車を設定。4WD車には路面状況に合わせて使い分けできる「スノーモード」「グリップコントロール」「ヒルディセントコントロール」の3つのモードを採用した。

安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせ、交差点などで歩行者などを検知する「デュアルセンサーブレーキサポート2」や、高速道路での運転をサポートする「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]」「車線維持支援機能」など、最新の予防安全技術を標準装備している。

エクステリアは、クーペスタイルに、存在感のあるフロントマスクやダブルフェンダーで力強さを演出。クルマが溢れる街中でも個性を主張するデザインを目指した。フロントマスクに大きく回り込むフェンダー形状と二段式のヘッドランプを採用。LEDデイタイムランニングランプや横一文字のテールランプは、シャープなデザインときめ細やかなディテール処理により高級感を演出した灯火類を採用している。

インテリアは、ブラック×ボルドーの配色と高輝度シルバー塗装の加飾により、スポーティーで高級感がありながらSUVの力強さを表現している。インパネミドル部には、硬質な金属フレームを表現した高輝度シルバー塗装を採用。インパネロアからドアトリムにかけて繋がる造形とすることで、乗員を守る逞しさを表現した。

パッケージングは、全長3,995mm×全幅1,765mm×全高1,550mmのボディーサイズに、最小回転半径は4.8mとすることで、狭い路地でも取り回しが良く、日常でも扱いやすいサイズとした。後席の広い足元空間を確保するとともに、高目付のダッシュインナーサイレンサーや遮音壁などを採用することで車室内の静粛性を高めている。ラゲッジスペースは210L(※)の荷室容量を確保、ラゲッジボードの採用により利用シーンに合わせて自在にアレンジできる。

価格は、2WD車は254万1,000円、4WD車は273万9,000円。販売台数は月販1,000台を見込んでいる。

※5人乗車時。ラゲッジボード撤去時は290L。荷室容量はVDA(ドイツ自動車工業会)の定めたトランク容量測定値。

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