トヨタ、フランスでの生産車両500万台を達成。ベストセラーのヤリスクロスをトリコロールに塗装した特別仕様車を発表

トヨタ・モーター・ヨーロッパは、フランス北部のヴァランシエンヌ工場での生産累計500万台を祝った。この節目を記念して、トヨタ・ヨーロッパ・デザイン・デベロップメント（ED²）がデザインした特注のヤリス クロスが発表された。この車両は、同工場で生産され、この機会を記念してフランス国旗の色であるトリコロールカラーに塗装されている。この祝賀会には、フランス産業担当大臣のマーク・フェラッチ氏を含む200名のゲストが出席した。

TMMFは2001年1月にトヨタ・ヤリスの生産を開始し、当初の年間生産能力は15万台だった。ヤリスは10年間に7回、フランスで最も多く生産された単一モデルとなった。2021年の導入以来、ヤリスクロスは急成長する欧州B-SUV市場で急速に確固たる地位を築き、2022年と2023年にはフランスで最も多く生産されたモデルとなった。現在、ヤリクロスは欧州のB-SUVセグメントをリードしており、2024年1月から10月までの販売台数は173,209台に達し、トヨタの最も売れているモデルとなっている。

2023年には、ヴァランシエンヌ工場はヤリス クロスとヤリスの両モデルを273,788台生産し、これは欧州にあるトヨタの5つの車両組立工場のうち最大の生産台数となった。5,000人の従業員が毎日1,200台以上のヤリスクロスとヤリスを生産しており、そのすべてがハイブリッド車である。トヨタは、TMMFの施設に累計16億ユーロ（≒2,560億円）を投資しており、その中には各新世代および新モデルへの設備投資のほか、製造工程の環境パフォーマンスを継続的に改善するための多額の資金も含まれている。