三菱ふそう「ふそうエアロエース」など2車種4,542台をリコール…天井エアコンユニットからカバーが脱落するおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうエアロエースなど2車種の天井エアコンユニットに不具合があり、最悪の場合、樹脂製カバーの固定部が破損し、天井エアコンユニットからカバーが脱落するおそれがあるとして、2024年11月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2007年9月25日~2017年8月22日に製造された4,542台。
今回リコールの対象となるのは、2007年9月25日~2017年8月22日に製造された三菱 ふそうエアロエース、UDトラックス(ニッサンディーゼル) スペースアローAの2車種4,542台。
不具合の箇所は、天井エアコンユニット。
天井エアコンユニットの樹脂製カバーを固定する金具類の防錆処置が不適切なため、金具類に錆が生じるものがある。そのままの状態で使用を続けると、金具類の接合力が錆の進行によって低下して、最悪の場合、強い横風等を受けるとカバーが持ち上がって固定部が破損し、天井エアコンユニットからカバーが脱落するおそれがある。
これまでに不具合が3件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、2023年2月28日付け届出番号「5289」でリコール届出を行ったが、対策に不備があり再度届け出た。改善措置として、全車両の各天井エアコンユニットカバーの取付け金具に、リベットで固定を追加し、サイドカバー側フレームのカバー固定部にL字フレームを追加する。改善対策済車は、車両左後方点検リッド裏に青色のペイントを塗布する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連の機関誌・各社ホームページにも掲載する。