トヨタ、「新型プリウス」にトヨタ紡織が開発したシート・内装品を採用

シート

乗り心地性能をさらに向上（※1）させ、肩部分をそぎ落したシンプルな形状のエントリーシートに加え、スポーティーシートを新たに開発した。新型プリウスの低車高スタイルでスポーティーな車両コンセプトを実現するために、フレーム構造を変更し低ヒップポイント（現行比-30mm）のシートとした。

※1 深吊り構造やクッションサイドのフラット化によりクッション性、フィット感を向上

スポーティーシート（※2）の採用

ショルダー部を張り出し、スリムなシルエットのシート形状にすることでスポーティーさを表現した。また、光輝剤入りの表皮材でライン状の新たな加飾（通称：ステップライン）を施した。ライン状にあしらうことでシャープで先進的なイメージを表現しているほか、窓越しにもアクセントとして目を引くデザインとした。

※2 上級ファブリック：「G」、合成皮革：「Z」グレードに搭載

内装品

ドアトリム向け環境負荷低減接着剤の採用

ドアトリムのアッパー部に表皮を貼り合わせるために、環境に優しい、有機溶剤を含まない新しい接着剤を採用した。これはトヨタ初の試みである。接着剤の材質をドアトリム構成材料と統一することにより、従来はリサイクルできずに廃棄処理していたアッパー部の素材リサイクルが可能となり、サーキュラーエコノミー（材料を循環して利用）に貢献できるという。

そのほかに搭載されたトヨタ紡織の製品

キャビンエアフィルター、オイルフィルター、エアクリーナー、モーターコアなど