コマツ「WA470-10」39台をリコール…作業機コントローラプログラムの不具合
小松製作所は、ショベル・ローダの作業機コントローラプログラムが不適切なため、最悪の場合、急停止するおそれがあるとして、2023年8月10日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年6月20日~2023年3月31日に製造された39台。
不具合の箇所は、作業機コントローラ。ショベル・ローダの作業機コントローラにおいて、プログラムが不適切なため、キーON後に自動的に開始される自己故障診断中に電源電圧が低下すると、自己故障診断が正常に終了しない状態となる。なお、この状態でも走行および作業は正常に行えるが、万が一走行中にトランスミッションの配線短絡を併発した場合、急停止するおそれがあるという。
改善措置として、全車両の作業機コントローラのプログラムを修正版プログラムに書き換える。使用者には直接電話またはダイレクトメール等によって連絡するほか、自社ホームページに掲載する。