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自動運転トラックが物流を変える。スウェーデンのアインライドがアメリカとドイツへ進出!5億ドルを調達し事業拡大へ

物流の未来を変えるかもしれない自動運転トラックが本格的に動き出した

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自動運転トラックが物流を変える。スウェーデンのアインライドがアメリカとドイツへ進出!5億ドルを調達し事業拡大へ

アインライドが開発している自動運転トラックが、合計5億ドルを調達しアメリカとドイツへ進出する。物流事業の未来を変えるかもしれない取り組みに迫っていこう。

スウェーデンのストックホルムに本拠を置くEinride(アインライド)は、『Pod』と呼ばれる自動運転トラックを開発している。

同社は2022年12月7日に合計5億ドルを調達し、アメリカでのオペレーションを開始した。今後は、欧州最大の輸送市場であるドイツへの進出も発表している。

5億ドルを調達しアメリカへ進出

出典:https://www.einride.tech/press

2022年12月7日、アインライドは2億ドルの株式発行と3億ドルの借入により、合計5億ドルの資金を調達した。

株式発行による投資には、スウェーデン年金基金のAMFやイギリスのベンチャーキャピタルNorthzoneなどが参加した。借入は、バークレイズ・ヨーロッパの主導による。

アメリカへの進出について、創業者Robert Falck CEOは、「米国は世界で最も競争が激しい市場だが、厳しい環境で製品力を強化するため進出を決断した。Podはこれまでアメリカでは見られなかったタイプの車両で、我々の自律化と電動化技術は輸送に革命をもたらすだろう。何千もの雇用を創出し、アメリカ経済にも貢献すると確信している。」と語る。

今後は、ニューヨーク市にアメリカ本社を開設し、テキサス州オースティンとサンフランシスコにも拠点を構える計画だ。

すでにブリヂストンや食品会社のオートリ―に車両を提供することで合意している。また、エリクソンやシーメンスなどの技術パートナーとも契約を締結している。

アメリカの安全基準に適合した新しいPodの生産が始まると同時に、新型プラットフォームも発表するなど、積極的にアメリカ進出の基盤を固めている。

さらに、アインランドはアメリカでのIPOも視野に入れている。

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