いつの間にか燃料切れに……「アウディ」シリーズ計281台をリコール
フォルクスワーゲングループジャパンは、燃料ゲージセンサーの不具合により、実際の燃料量と燃料計の表示値が一致せず、走り続けると燃料切れにより走行不能になるおそれがあるとして、2023年2月2日、国土交通省にリコールを届け出た。対象となる車種は「アウディ」シリーズの計10車種で、2021年7月12日~2022年5月11日に輸入された計281台。
フォルクスワーゲングループジャパンは、燃料ゲージセンサーの不具合により、実際の燃料量と燃料計の表示値が一致せず、走り続けると燃料切れにより走行不能になるおそれがあるとして、2023年2月2日、国土交通省にリコールを届け出た。対象となるのは以下の10車種で、2021年7月12日~2022年5月11日に輸入された計281台。
アウディ RS7 SB エアサス(3AA-F2DJPA)/ アウディ RS6 アバント(3AA-F2DJPF) / アウディ RS6 アバント エアサス(3AA-F2DJPL) / アウディ RS7 SB(3AA-F2DJPS) / アウディ S7 SB(3AA-F2DKMA) / アウディ S6(3AA-F2DKML) / アウディ A6 45Tq(3AA-F2DKNF) / アウディ A7 SB 45Tq(3AA-F2DKNS) / アウディ A6 55Tq(3AA-F2DLZF) / アウディ A7 SB 55Tq(3AA-F2DLZS)
不具合の部位は、燃料装置(燃料ゲージセンサー)。燃料デリバリーモジュールにおいて、燃料ゲージセンサーとブリーザーパイプとの間隔が不適切なため、燃料ゲージセンサーが当該パイプに引っかかることがある。そのため、実際の燃料量と燃料計の表示値が一致せず、燃料が多く表示されることになる場合があるという。そのままの状態で走行を続けると、燃料切れにより走行不能となることもある。
これまでに不具合は発生しておらず、事故も起きていない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。
改善措置として、全車両の燃料ゲージセンサーを対策品と交換する。また、使用者にはダイレクトメール・電話・メール等で通知するなどの対応も行う。