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デンソーがCASE関連領域の2035年売上高を現状比で8割増へ

今までを上回る半導体への投資を促進する

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デンソーがCASE関連領域の2035年売上高を現状比で8割増へ

デンソーがCASE関連で7兆円の売上を目指すと発表。計画達成に向けた設備投資や研究開発への積極的な投資を計画している。

2022年12月15日、デンソーは投資家と金融機関向け事業計画説明会「DENSO DIALOG DAY 2022」を開催し、CASE関連で7兆円の売上を目指すと発表した。2035年の全社売上目標は2021年度比35%アップの8兆円で、約9割をCASE関連が占める。残りの1兆円を、エンジン関連の内燃系分野で売上を見込んでいる。

計画達成に向けた設備投資や研究開発への積極的な投資を計画しており、総額は10年間で10兆円に上る。特にCASE関連で中核を担い、かつデンソーが強みを持つ、電動化とADAS分野の戦略が重要だ。

世界トップシェアのインバーターを軸とする電動化事業

電動化分野では、2021年度で5,500億円の売上実績があった。デンソーの強みを生かした3分野で、2025年度に向けて1兆円の売上をめざす:

1.SiCインバーター
2.熱マネジメント製品
3.電源システム

さらに、2025年から2035年にかけては市場を上回る売上成長を計画しており、電動化の進展とBEVの普及に対応するとしている。すでに欧米や中国系自動車メーカーからも多くの引き合いが多いようで、目標の実現可能性は高そうだ。いずれの分野でも、BEVの課題である航続距離の延長を可能にするため、需要は伸びるだろう。

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