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コマツ「WA200-8」など2車種2,359台をリコール…走行不能になるおそれ

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コマツ「WA200-8」など2車種2,359台をリコール…走行不能になるおそれ

小松製作所(コマツ)は、WA200-8など2車種の静油圧変速機(前後進ソレノイド)に不具合があり、最悪の場合、リード線が断線して走行不能になるおそれがあるとして、2024年2月13日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2014年8月20日~2023年9月27日に製造された2,359台。

今回リコールの対象となるのは、2014年8月20日~2023年9月27日に製造された、WA200-7、WA200-8の2車種2,359台。

不具合の箇所は、静油圧変速機(前後進ソレノイド)。 ショベル・ローダの静油圧変速機において、前後進ソレノイドへの雨水等の浸入に対する検討が不十分で、ソレノイドリード線の取出し向きの指示が無いため、リード線が上向きに取り付けられているものがある。そのため、そのまま使用を続けると、取り出し口に付着した雨水等がソレノイド内部に浸入し発錆することで、最悪の場合、リード線が断線して走行不能になる。

これまでに不具合が4件発生しているが、事故は起こっていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両に以下の対応を行う。

1.前後進ソレノイドを新品に交換する。
2.一部のソレノイドリード線の取り回しを変更する。

使用者には直接電話またはダイレクトメール等により連絡し、自社ホームページにも掲載する。

リコール情報|小松製作所

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