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エンジンの不具合で火災発生のおそれ…「BMW 118d」など約110,000台をリコール

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エンジンの不具合で火災発生のおそれ…「BMW 118d」など約110,000台をリコール

ビー・エム・ダブリュー(BMW)は、エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)の不具合により、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年3月7日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2015年2月19日~2022年6月8日までに製造された110,427台。

リコールの対象となるのは、2015年2月19日~2022年6月8日に製造された以下の25車種110,427台。

・BMW 118d / 218d Active Tourer / 218d Gran Tourer / 320d / 320d グランツーリスモ / 523d / 523d ツーリング / 740d xDrive / 740Ld xDrive / 840d xDrive カブリオレ / 840d xDrive クーペ / 840dx グランクーペ / X1 xDrive 18d / X3 xDrive 20d / X3 M40d / X5 xDrive 35d / X6 xDrive 35d / X7 xDrive 35d
・MINI クーパー D クラブマン / クーパー SD クラブマン / Cooper SD / Cooper SD 5 Door / クーパー D クロスオーバー / クーパー D クロスオーバー A4 / クーパー SD クロスオーバー A4

不具合の部位はエンジン(排気ガス再循環装置モジュール)。ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものがある。その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性がある。最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。

これまでに不具合は29件発生しており、2件火災が起きているが怪我人は出ていない。市場からの不具合報告により発覚、リコールを届け出た。

改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させて警告灯を点灯させる。さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ出力を制限させる。なお、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換する。

使用者にはダイレクト メール等で通知、または車両に直接インカーコミュケーション メッセージを送信するという。

リコール等情報一覧|ビー・エム・ダブリュー

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