自動車安全性能2022結果:トヨタ「シエンタ」がファイブスター賞を受賞
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国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)が車の安全性能を評価・公表する「自動車アセスメント」において、トヨタ(本社:愛知県豊田市)の「シエンタ」が最高評価にあたるファイブスター賞を受賞した。
自動車安全性能2022評価結果
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シエンタが自動車アセスメントにおいて、最高評価にあたるファイブスター賞を受賞した主な評価ポイントは以下の2点:
・予防安全性能評価、衝突安全性能評価共に最高のAランクを獲得
・事故発生時にエアバッグ展開と連動し、専門のオペレータを通じて警察や救急へ自動通報する「事故自動通報装置」を装備
1.予防安全性能
・交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点へ進入する際に交差する車両・自動二輪車を検出。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせると同時に、プリクラッシュブレーキを作動し衝突回避や被害軽減をサポートする他、複数の予防安全システムをパッケージ化して標準装備。
・踏み間違い時加速抑制装置は、歩行者や自転車を検知し加速を抑制する。また、低速時加速抑制機能を追加するなど、低速域での支援範囲を拡大。
2.衝突安全性能
・6つのSRSエアバッグと全方位コンパティビリティボディ構造で、衝突時の乗員の傷害低減に貢献。
・歩行者傷害軽減ボディ構造で、衝突時の歩行者の頭部や脚部への衝撃を緩和。
3.事故発生時の救助
・エアバッグが展開した場合、自動でオペレータに接続して救援機関に通報する車載通信機を標準装備。
・車両データから重傷確率を推定してドクターヘリの出動を要請する先進事故自動通報システムにも対応。