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フィアット(汗)ジュリア購入記(後編)

福野礼一郎のTOKYO中古車研究所™ 第154回

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フィアット(汗)ジュリア購入記(後編)

「TOKYO中古車研究所」とは大袈裟なタイトルですが、私=福野礼一郎が1993年から2012年まで自動車雑誌3誌で152回連載し、多くの方に読んでいただいた連載記事の題名の復刻です。Topper編集部の依頼で11年ぶりに連載再開しますが、内容的には単なる「私的ブログ」です。Topperのコンテンツの中では一人浮いてると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

(本文文字量4000字) *通常は雑誌1ページで2000〜2500字

さてさて追い出されるように二人でクルマ乗りこんでエンジンかけて、まずはすぐおとなりにあるガソリンスタンドに入りました。

スタンドの女性店員にいきなり「かっこいいですね~アルファロメオ! このあたりじゃぜんぜん見かけないボディカラーですね~」と話かけられました。「すぐおとなりのディーラーに丸1年捨ててあったクルマなんですけど」......とは言いませんでしたが、この反応でも「赤色のFR2駆のセダンを買う人は青森には一人もいない」んだろうな、ということが実感できました。でも青森の方はみんないい方ばっかでしたね。はい。本当に。

街並みの雰囲気から1台だけ完全に浮いたクルマをゆっくり走らせて、かつての青函連絡船埠頭の跡地に行ってみました。津軽線、奥羽本線の終点駅の青森駅のホームから青函連絡船桟橋に直接渡れるように通路が続いていて、連絡船八甲田丸と、連絡船に鉄道車両を積載するための線路付きの可動橋が記念物としてそのまま残されています。埠頭の空中を跨ぐ青森ベイブリッジの展望台からの眺めは爽快です。

桟橋に再開発事業の一環として作られた「A-FACTORY」という、ウッドデッキのおしゃれなショップに入って、ハンバーガーをいただきました。大口開けてかぶりついたら、塩辛いのでびっくり。ここではこの塩味がどうも普通のようで、家庭料理は一般にめっちゃ塩辛いとか。ローカルのTV放送では減塩を呼びかけるアナウンスもしてるらしいです。そうなんですか?

著者
福野礼一郎
自動車評論家

東京都生まれ。自動車評論家。自動車の特質を慣例や風評に頼らず、材質や構造から冷静に分析し論評。自動車に限らない機械に対する旺盛な知識欲が緻密な取材を呼び、積み重ねてきた経験と相乗し、独自の世界を築くに至っている。著書は『クルマはかくして作られる』シリーズ(二玄社、カーグラフィック)、『スポーツカー論』『人とものの讃歌』(三栄)など多数。

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