種子島でEVレンタカーの充電・決済スキームの実証実験を開始

出光興産と種子島石油は、種子島におけるエネルギーの地産地消の推進に取り組んできた。西之表市の公共交通車両の電動化や充電事業、南種子町役場庁舎および種子島空港ターミナルビルへの再エネ電力の供給やEV充電等などを行ってきた。

今回3社で開始する取り組みでは、ニッポンレンタカーが4月10日に提供を開始したEVレンタカーの充電に、種子島石油が島内で運用する2カ所の急速充電器を使用する。充電は原則として客の車両返却後にニッポンレンタカーが行う。料金は出光興産の関係会社である出光クレジットが提供する法人向け決済システム「出光Bizカード ワン（※）」を用いて、ニッポンレンタカーと種子島石油の契約価格に基づき決済する。

なお、EVレンタカーの利用客には、走行距離に基づいて車両返却時に充電料金に相当する費用を請求する。

3社は今回の取り組みを通して、法人向け決済システムによる充電オペレーションや採算性等の事業スキームを検討する。出光興産とニッポンレンタカーは今回の検証で得られる知見をもとに、今後、他の地域での同様の取り組みを検討するとしている。

※出光Bizカード ワン

概要

＜開始日＞
2023年5月10日

＜EVレンタカーの予約・提供方法等＞
ニッポンレンタカー種子島西之表営業所

＜EVレンタカー車種＞
SUBARU「ソルテラ」2台
SUBARU「ソルテラ」公式サイト

＜活用するEV急速充電器設置場所＞
種子島石油 鴨女町SS（鹿児島県西之表市鴨女町208）
同 中種子中央SS（鹿児島県熊毛郡中種子町 野間6460-4）

＜各社の役割＞
出光興産：企画主体、ビジネスモデル検討、充電料金支払いスキームの提供
種子島石油：充電事業運営
ニッポンレンタカー：EVレンタカーの提供、稼働状況・CO2排出削減量等の分析