業務用通信型ドライブレコーダーに不具合、発煙のおそれ。デンソーテンが自主改善を実施
デンソーテンは、後付け製品として販売した業務用通信型ドライブレコーダーに不具合があり、最悪の場合、発煙に至るおそれがあるとして、2023年9月13日、国土交通省に自主改善の実施を届け出た。対象製品は2016年5月~2023年6月に出荷された8,896個。
自主改善対象製品の詳細は以下の通り。
製品名:デンソーテン 業務用通信型ドライブレコーダー
型番:DRU-T500
対象数:8,896個
業務用通信型ドライブレコーダーを車載器周辺温度が高温となる環境で使用し続けると、電解コンデンサから電解液が流出し、電源が入らない、録画ができないといった機能不良が発生することがある。また、取付け状態によっては電解液が電源回路部を短絡させ、最悪の場合、発煙に至るおそれがあるため、自主改善を行うという。
これまでに液漏れが7件、うち発煙が1件発生しているが、事故は起こっていない。改善対策として、交換対象製品であることを確認し、対策品(電源回路変更および電解コンデンサ変更した車載器)と交換する。使用者に周知するための措置として、販売店やユーザーへダイレクトメールまたは電話等で通知するとともに、自社ホームページにも記載する。