開く
NEWS

独アウディ、新型EV「Q6 e-tron」のインテリアを公開。ユーザー最優先のデザインを採用

公開日:
更新日:
独アウディ、新型EV「Q6 e-tron」のインテリアを公開。ユーザー最優先のデザインを採用

アウディは9月3日、ドイツで現在開発中の新型EV「Q6 e-tron」のインテリアのデザインを公開。アウディの新しいデザイン哲学を適用し、ユーザーのニーズに配慮したインテリアデザインを積極的に採用した。

Q6 e-tronは、現在開発中の電動タイプのコンパクトSUV。

立体的なデザインの採用により、明るく広い快適な居住空間を創出。各エリアは広い面積とソフトな素材を使用することにより、特に快適性を重視した。対照的に、操作エリアは精密なデザインが特徴で、素材の密度と質を高めることで、より強い存在感を表現したという。

ソフトラップと呼ばれるトリムは、ドアからコックピット全体に沿ってセンターコンソールにまで広げ、シートには斬新なカラーと高品質な素材を使用。

一部には、リサイクル素材を取り入れていて、例えば、シートには100%リサイクルポリエステルから作られた「エラスティック・メランジ」を採用するほか、オプションでリサイクル素材「ダイナミカ・マイクロファイバー」または「ダイヤモンドステッチ」が施された上質なナッパレザーも用意する。

電気自動車専用に開発された新しいプラットフォーム・PPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)により、日常走行に適していると同時に、明るく広々としたインテリアも特徴としている。さまざまな収納スペースやトレイが用意され、センターコンソールには2つのカップホルダー、携帯電話充電トレイ、2つのスマートフォン用充電ポートが備わっている。

センタートンネルがないため足元スペースが広く、リヤシートへの乗り込みが容易で、リヤセンターシートの座り心地も追求。

トランク容量は526L。リヤシートを折りたたむと、収納スペースは最大1,529Lまで拡大可能。リヤシートは分割可倒式(40:20:40)。ボンネット下のフロントトランクには、さらに64Lの収納スペースがあり、充電ケーブル(モード3)や小型の旅行バッグを収納できる。

インテリアの中心となるデジタルコックピットは、アウディMMIパノラマディスプレイとMMI助手席ディスプレイを組み合わせた。

アウディMMIパノラマディスプレイは、曲面デザインとOLED(有機LED)テクノロジーを特徴とし、11.9インチ アウディバーチャルコックピットと14.5インチMMIタッチディスプレイで構成される。助手席側のMMIディスプレイは10.9インチ。シャッターテクノロジーを備えたアクティブプライバシーモードにより映画や動画を鑑賞できるほか、ナビゲーションを表示させて、ドライバーをサポートすることもできる。

オプション設定の拡張現実(AR)ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、ドライバーの視線の先に重要な情報を表示することで運転をサポートする。

Q6 e-tronは新しいE3アーキテクチャーをベースにした初の車両で、完全なコネクテッド機能を備え、高度なデジタル化を実現。これにより、さまざまな機能が連携でき、ボイスコマンドやデジタルアシスタントなど多くの機能を利用できる。

音響設備は、オプションで3Dサウンド付きBang & Olufsenプレミアムサウンドシステムを設定可能。左右のAピラーに設置された小型のスピーカーの音がフロントウィンドウに反響して、立体的な音が再現される。アンプは、830ワットの出力で22個のスピーカーを駆動。そのうちの4個はフロントシートのヘッドレストに統合され、サウンドゾーンと呼ばれる音響体験を初めて実現することができたという。

日本仕様の導入時期、仕様、価格は未定。

PICK UP