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メルセデス・ベンツ「CLA200d」など約1.6万台をリコール…排出ガスが基準値を超えるおそれ

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メルセデス・ベンツ「CLA200d」など約1.6万台をリコール…排出ガスが基準値を超えるおそれ

メルセデス・ベンツは、オイルセパレータの設計が不適切なため、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとして、2023年9月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2019年3月15日~2021年1月5日に輸入された16,690台。

今回リコールの対象となるのは、2019年3月15日~2021年1月5日に輸入された以下の7車種16,690台。

・メルセデス・ベンツ A200d
・メルセデス・ベンツ A200d セダン
・メルセデス・ベンツ B200d
・メルセデス・ベンツ CLA200d
・メルセデス・ベンツ CLA200d シューティングブレーク
・メルセデス・ベンツ GLA200d 4MATIC
・メルセデス・ベンツ GLB200d

不具合の箇所は、原動機(オイルセパレータ)。エンジンのブローバイガス還元装置において、オイルセパレータの設計が不適切なため、ブローバイガスの中に含まれるオイル成分が吸気系に流入してエアマスメータに付着し堆積することがある。そのため、正確な吸入空気量が測定できなくなることでエンジン警告灯(MIL)が点灯して出力が低下し、最悪の場合、エンジンがフェイルセーフモード(低速一定回転)になり、排出ガスが基準値を超えるおそれがあるとのこと。

これまでに、不具合が3件発生しているが、事故は起こっていない。ドイツ本社からの情報、および市場からの報告により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のオイルセパレータを対策品に、エアマスメータを新品にそれぞれ交換する。

使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。

リコール等の情報一覧|メルセデス・ベンツ

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