メルセデス・ベンツ「E200」など242台をリコール…衝突の危険性が高まるおそれ
メルセデス・ベンツは、マルチモードレーダーコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、降車時警告機能が作動せず、衝突の危険性が高まるおそれがあるとして、2023年9月28日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2022年4月11日~2023年7月11日に輸入された242台。
今回リコールの対象となるのは、2022年4月11日~2023年7月11日に輸入された、以下の18車種242台。
・メルセデス・ベンツ CLS220d
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG CLS53 4MATIC+
・メルセデス・ベンツ E200
・メルセデス・ベンツ E200 ステーションワゴン
・メルセデス・ベンツ E200 クーペ
・メルセデス・ベンツ E200 カブリオーレ
・メルセデス・ベンツ E220d
・メルセデス・ベンツ E220d ステーションワゴン
・メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC All-Train
・メルセデス・ベンツ E300
・メルセデス・ベンツ E300 ステーションワゴン
・メルセデス・ベンツ E350de
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG E53 4MATIC+
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG E53 4MATIC+ クーペ
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG E53 4MATIC+ カブリオレ
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG E63S 4MATIC+
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT43 4MATIC+
・メルセデス・ベンツ メルセデスAMG GT53 4MATIC+
不具合の箇所は、電気装置(マルチモードレーダーコントロールユニット)。マルチモードレーダーコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切なため、アクティブブラインドスポットアシストの機能の一部である降車時警告機能が作動しない。そのため、後方から接近する自動車等の障害物に対してドアを開けた際に警報できず、衝突の危険性が高まる可能性があるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。ドイツ本社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のマルチモードレーダーコントロールユニットの制御プログラムを正規のプログラムに書き換える。
使用者にはダイレクトメールにて通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。