ステランティスジャパン「プジョー 2008」など1,772台をリコール…排気ガス規制値を満足しないおそれ
ステランティスジャパンは、エンジンコントロールユニットのソフトウェアが不適切なため、アドブルー噴射停止の警告灯が点灯せず、排気ガス規制値を満たさない状態で走行を続けるおそれがあるとして、2023年10月12日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年5月3日~2023年6月9日に輸入された1,772台。
今回リコールの対象となるのは、2021年5月3日~2023年6月9日に輸入された以下の8車種1,772台。
・プジョー 2008
・プジョー 308
・プジョー リフター
・シトロエン ベルランゴ
・シトロエン C4
・シトロエン C4 スペースツアラー
・DS DS3 クロスバック
・DS DS4
不具合の箇所は、原動機(エンジンコントロールユニット)。エンジンコントロールユニットにおいて、ソフトウエアが不適切なため、アドブルー噴射圧異常が検知された場合、アドブルーの噴射を停止するが警告灯が点灯しない。このため、運転者が故障に気づかず、排気ガス規制値を満足しない状態で走行し続けてしまうおそれがあるとのこと。
これまでに事故、不具合ともに発生していない。本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のエンジンコントロールユニットのソフトウエアを対策プログラムに書き換える。
また、使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載するという。