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東レ、フランスで炭素繊維の生産能力を2割増強へ

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東レ、フランスで炭素繊維の生産能力を2割増強へ

東レは10月4日、フランスの子会社Toray Carbon Fibers Europe(CFE)において、レギュラートウの中・高弾性率炭素繊維の生産設備増強を決定したことを発表した。

レギュラートウは、フィラメント数が24K(2万4000本)までの炭素繊維で、航空機や圧力容器等、高性能・高品位が要求される分野で使用されている。

東レは、カーボンニュートラル社会の推進を背景に、民間航空機の二次構造材やエンジン、ウラン濃縮回転胴、衛星用途、高級自動車等の用途に使用される中・高弾性率炭素繊維の需要が拡大すると見込み、これらの需要が拡大する欧州の拠点であるCFEでの生産設備を増強し、中・高弾性率炭素繊維を安定的に供給する。

今回の設備増強により、CFEのアビドス工場の生産能力は、現行の年産5000トンから6000トンに増強される。2025年から生産開始予定。

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