ユーブロックス、機能安全性を備えたADAS向け測位ソリューション「u-safe」を発表
スイスに本社を構えるユーブロックスは10月10日、自律走行車の普及を加速するために設計された、車両測位のための機能安全性ソリューション「u-safe(ユーセーフ)」を発表した。
u-safeは、SAEレベル5までの先進自動運転・運転支援システム(ADAS)に取り組むティア1サプライヤーやOEM向けの包括的なソリューション。同社の第9世代GNSS(全地球測位システム)テクノロジープラットフォームをベースとしており、SOTIF準拠の機能安全性を備えている。
ADASのコンポーネントやソリューションを提供するGMV社のコンポーネントを活用し、機能安全性(ISO-26262規格)、整合性と信頼性の高い測位ソリューション、オンボード安全測位エンジン、u-blox Thingstream IoT プラットフォームによりカスタマイズされた統合サポートを提供する。
高い信頼性と機能安全性が求められるADASレベル3以上のアプリケーションなどに適しているほか、ADASレベル2以上のアプリケーションで利用する場合は、将来の高度な自動化への移行に備えられ、安全性の向上につながる。
ユーザーは同ソリューションの活用することで、自動車サプライ・チェーンを簡素化できる。同社は、同ソリューションによりGNSSローカライゼーションを新たなレベルに引き上げることを目指す。