JVCケンウッドの通信型ドライブレコーダー、ミックウェアのタクシー向け安全運転支援サービスに採用
JVCケンウッドは10月2日、同社製の通信型ドライブレコーダー「STZ-DR10」が、ミックウェアが展開する録画データ流通サービス「Mvcube(エムブイキューブ)」のタクシー向け安全運転支援サービス「Mvcube for Taxi」に採用されたと発表した。
Mvcube for Taxiは、タクシーの位置情報や映像をシステム管理者へ送信し、事故対応・緊急対応時に映像によりリアルタイムな状況把握を可能とするとともに、運転診断や危険ポイント抽出などの機能により、安全なタクシー運行をサポートするサービス。10月1日から同サービスの提供が開始され、すでに、大和自動車交通のタクシー車両への導入が決定している。
JVCケンウッドは、同サービスに対して、通信型ドライブレコーダーとともに、ソフトウエア開発用のSoftware Development Kit(SDK)として「STZ-DR00開発パッケージ」を提供し、開発を支援。同社も出資しているVieurekaの端末管理およびOTA(Over The Air、無線経由)の技術「Vieureka Manager」とも連携している。
今回採用されたドライブレコーダーは、同社独自の映像・光学技術を生かし、高画質を実現するとともに、通信機能により、車両の位置情報や映像を管理者へ送信する。合わせて提供するSTZ-DR00開発パッケージにより、アプリケーション(通信アプリ)、サービス部分(サーバー)の開発を可能とし、既存のシステムともデータを容易に連携できる汎用OSを採用することで、パートナー企業によって異なるIoT・AIベースのテレマティクスサービスの短期間での実現に貢献する。
今後は、ドライブレコーダーで収集した画像データを活用し、街の見守りや災害監視用途での利用などが検討されている。