レクサス新型LMに豊田合成の「トップコートレス ホットスタンプグリル」と「ヒータ付きアームレスト」が採用
レクサスの新型LMは、同月に国内仕様車が発表された高級ミニバン。
トップコートレス ホットスタンプグリルは、同社が新しく開発したホットスタンプ技術を用いたフロントグリル。ホットスタンプ技術は、熱で製品に箔を転写し金属調の質感を付与する技術で、突起部など表面積が狭い箇所へのスポット加飾が可能になる。
製品に転写する箔の改良により、従来、風雨や紫外線などによる劣化を防ぐために必要とされていたトップコートの塗布が不要となる。箔の保護層に高耐候性樹脂を適用し、さらに厚膜化することで、従来品と同等の耐久性を実現した。トップコートの塗布工程が不要になることで、生産時のCO2排出量を2割削減でき、コーティング材料が不要になることで省資源化にもつながるという。
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ヒータ付きアームレストは、熱エネルギーロスの少ない構造設計により、他社品と同等の昇温性能で消費電力を半減させた製品で、ヒータ機能がついたアームレストコンソールの搭載車は国内カーメーカーで初めて(2023年9月末時点、同社調べ)となる。
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新型LMの国内仕様車の発売は、12月下旬を予定している。