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ボードリー、茨城県境町に自動運転EV「MiCa」を導入。24年2月に定常運行へ

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ボードリー、茨城県境町に自動運転EV「MiCa」を導入。24年2月に定常運行へ

BOLDLY(ボードリー)は12日6日、茨城県境町に自動運転EV「MiCa(ミカ)」1台を導入したと発表した。

左:境町長・橋本正裕氏、右:Auve Tech 会長・Taavis Roivas(ターヴィ・ロイヴァス)氏
左:境町長・橋本正裕氏、右:Auve Tech 会長・Taavis Roivas(ターヴィ・ロイヴァス)氏

MiCaは、同社がエストニア共和国のAuve Tech(オーブテック)と連携・開発した日本仕様モデル。10月4日に国土交通省関東運輸局長から基準緩和認定を受けて車両登録を行い、自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得した。

国内の自治体で同車を導入するのは茨城県境町が初めて。11月28日に導入され、現在1台が走行している。今後は追加で2台導入し、2024年2月から3台の定常運行を開始する予定。運行時には、オペレーターが1人乗車して自動運転レベル2で運行する。

参考:車両デザイン
参考:車両デザイン

定常運行開始に向けた準備として、12月6日に町長と町議会議員を対象とした試乗会を開催するほか、12月12日からは、 シンパシーホールと河岸の駅さかいを結ぶ片道約2.0kmのルートで、住民を対象とした1日3便の運行を開始。 乗車した住民から意見を集めて、定常運行時の運行ルートや運行ダイヤを検討する。

同社は、同車の販売代理店としてMiCaを境町に販売するほか、運行などに関する企画立案、車両の走行設定、同社が開発・提供する運行管理システム「Dispatcher(ディスパッチャー)」の提供、 運行体制の構築など、導入に関する一連のプロセスをサポート。運行管理はセネックが行う。

今後は、現在境町が導入している仏ナビヤ社製の自動運転バス「ARMA」5台と「MiCa」3台を組み合わせて、住民にとって利便性の高い公共交通の実現を目指していく。

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