ホンダ「ホンダオブアメリカ NSX」204台をリコール…走行中エンストに至るおそれ
本田技研工業(ホンダ)は、ホンダオブアメリカ NSXの低圧燃料ポンプに不具合があり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとして、2023年12月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2018年1月18日~2021年1月25日に製造された211台。
不具合の箇所は、燃料装置(低圧燃料ポンプ)。低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなり、燃料によって膨潤、変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるという。
これまでに不具合が28件発生しているが、事故は起きていない。関連会社からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の低圧燃料ポンプモジュールを対策品と交換するほか、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。
使用者にはダイレクトメール等で通知するとともに、日整連発行の機関誌・自社ホームページに掲載する。