コマツ「FE25-1」など6車種1,224台をリコール…火災に至るおそれ
小松製作所(コマツ)は、FE25-1など6車種のバッテリプラグの設計検討が不十分なため、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとして、2023年12月18日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2016年9月30日~2023年9月6日に製造された1,224台と、2014年10月9日~2016年6月30日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性のある車両の一部。
今回リコールの対象となるのは、以下の通り。
・2016年9月30日~2023年9月6日に製造された、コマツ FE30-1、FB20-12、FB25-12、FE25-1、FB30-12、FE25H-1の6車種1,224台
・2014年10月9日~2016年6月30日に交換修理用部品として出荷し、組み付けられた可能性のある、コマツ FE25-1、FE30-1の2車種6台
不具合の箇所は、電源装置(バッテリプラグ)。バッテリ式フォーク・リフトのバッテリプラグにおいて、オペレーター等が接触することに対する設計検討が不十分なため、バッテリプラグのハンドルに接触するとバッテリプラグが勘合不良になることがある。そのため、そのまま使用を続けるとバッテリプラグ勘合部の端子より発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのこと。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。社内の情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のバッテリプラグにカバーを取り付ける。
使用者には直接電話またはダイレクトメール等で通知し、自社ホームページにも掲載する。