ジャガー「I-PACE」57台をリコール…暖房装置およびデフロスタが使用できなくなるおそれ
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、I-PACEのヒーターモジュール内部に不具合があり、ヒーターモジュールへの電源供給が停止し、暖房装置およびデフロスタが使用できなくなるおそれがあるとして、2023年11月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2020年10月20日~2022年1月10日に輸入された57台。
不具合の発生箇所は、ヒーターエレメント。暖房装置の構成部品において、ヒーターモジュール内部のヒーターエレメントの耐久性が不十分なため、通電を繰り返すことにより、センサー層材料のコーティングに亀裂が生じてヒーターエレメント上に導電性が悪くなる箇所が発生する。そのため、制御システムが抵抗を感知し、ヒーターモジュールへの電源供給が停止させることにより暖房装置及びデフロスタが使用できなくなるという。
改善措置として、全車両のヒーターモジュールを対策品に交換する。