三菱自動車、「アウトランダー」「エクリプス クロス」を一部改良。安全性と快適性を向上
三菱自動車工業は12月7日、「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルと「エクリプス クロス」のPHEVモデルとガソリンモデルについて一部改良を実施し、同日、販売を開始した。特別仕様車「BLACK Edition(ブラックエディション)」も継続設定し、アウトランダーのブラックエディションは2024年2月8日に発売する予定。
アウトランダーは、2001年に「エアトレック」の名称で初代モデルが発表されたクロスオーバーSUV。2013年にPHEVモデルが国内で発売され、現在、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術を集結したフラッグシップモデルとなっている。
今回の一部改良では、USB Type-CとType-Aに加え、HDMIポートを全グレードに標準装備した。機能装備では、Mグレードを除く車種にヘッドライトウォッシャーを、さらにLEDリヤフォグランプといった悪天候時に役立つ機能を標準装備し降雪地域や長距離ドライブなど、運転が不安なシーンでの安全性をさらに向上させた。
ボディカラーは全12色で、2トーンに「ブラックダイヤモンド/スターリングシルバーメタリック」とモノトーンには「グラファイトグレーメタリック」を新たに設定する。
アウトランダーブラックエディションは、ベースグレードを「G」グレードから「P」グレード(7人乗り)に変更。ヘッドアップディスプレイやBOSEプレミアムサウンドシステムなど装備を充実させ、電動パノラマサンルーフを特別装備することで、機能性と快適性を向上させた。エクステリアには、ダイナミックシールドをグロスブラック、サイドウインドウモールをブラックとし、グロスブラックのルーフレールを標準装備とするなどの変更を加えた。ボディカラーは、「グラファイトグレーメタリック/ブラックマイカ」をブラックエディション専用色として設定し、2トーン3色、モノトーン2色の全5色展開となる。
エクリプス クロスは、2017年に初代モデルが発表されたクロスオーバーSUV。今回の変更では、駐車をサポートするマルチアラウンドモニター付きのスマートフォン連携ナビゲーションを全車に標準装備した。
価格は、アウトランダーのPHEVモデルは499万5,100円~630万4,100円。エクリプス クロスは、PHEVモデルが409万4,200円~465万800円、ガソリンモデルが277万3,100円~352万円。ボディカラーは一部有償オプション。