スカニア「LPGRSシリーズトラック」631台をリコール…保安基準に抵触するおそれ
スカニアジャパンは、LPGRSシリーズトラックのコントロールユニットのプログラムが不適切なため、保安基準に抵触するおそれがあるとして、2024年1月19日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年7月14日~2020年8月7日に輸入された631台。
不具合の箇所は、コントロールユニット(CUV3)。灯火類を制御するコントロールユニットのプログラムが不適切なため、リモコンキーにある灯火チェック機能ボタンを操作すると、制動灯・後退灯等のすべての灯火が順次、自動的に点灯と消灯を繰り返す。また、アプローチライト機能ボタンを操作すると方向指示器が点灯したままとなり保安基準に抵触するという。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。認証試験および社内調査により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両のソフトウエアを更新版にアップデートし、当該機能を無効化する。
使用者にはダイレクトメールおよび管理ディーラーより直接連絡し、自社のホームページと日整連の誌機関誌にも掲載する。