ボルボ「XC40」など2車種154台をリコール…制動力が低下するおそれ
ボルボ・カー・ジャパンは、XC40など2車種のブレーキパイプに不具合があり、制動力が低下し警告灯が点灯するおそれがあるとして、2024年2月8日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2023年6月6日~2023年6月30日に輸入された154台。
今回リコールの対象となるのは、2023年6月6日~2023年6月30日に輸入された、XC40、C40の2車種154台。
不具合の箇所は、制動装置(ブレーキパイプ)。車両ハーネスカバーの配線設計が不適切なため、左リアブレーキパイプとのクリアランスが不十分な状態で組み付けられている。そのため、走行中の振動等により、車両ハーネスカバーとブレーキパイプが接触してブレーキパイプに施している錆止め塗料が摩擦により剥離することがあるほか、そのまま使用を続けると、ブレーキパイプが腐食してブレーキフルードが漏れることにより、制動力が低下し警告灯が点灯するおそれがある。
これまでに不具合、事故ともに発生していない。スウェーデン本国からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の左リアブレーキパイプが車両ハーネスと接触する可能性のある部分に保護カバーを取り付ける。
使用者にはダイレクトメールまたは電話等にて通知し、日整連の機関誌・自社ホームページにも掲載する。