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UDトラックス、新型「カゼット」発売。OEM供給元は三菱ふそうからいすゞに

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UDトラックス、新型「カゼット」発売。OEM供給元は三菱ふそうからいすゞに

UDトラックスは12月20日、小型トラック「カゼット(Kazet)」をフルモデルチェンジし、発売を開始した。

UDトラックスは、1935(昭和10)年に創立した日本デイゼル工業を前身とするメーカー。カゼットは2014(平成27)年に初代モデルを発売した小型トラック。OEM供給元は今回から、三菱ふそうトラック・バスからいすゞ自動車に変更した。

新AMTとして、9段デュアルクラッチトランスミッション「ISIM(アイシム)」を設定し、変速時のトルク抜けのないスムーズな加速を実現。変速機のワイドレンジ・クロスレシオ化により、燃費性能と動力性能を両立させた。ギア段判定ロジックに「勾配判定」を設定し、平坦路では3速発進、登坂路では2速、1速ギヤを自動で選択。最適なギア段選択に寄与し、ドライバーにストレスを感じさせない走行を目指した。4JZ1エンジンは、「150PS」と「175PS」の2モデルを展開している。

国土交通省が策定している2025年度の燃費基準を全車「達成」以上をクリア。尿素SCRシステムは、サプライモジュールを尿素タンクに一体型とすることで、移設が簡素化され、軽量化にも貢献している。

安全装備は、バックアイカメラ&モニター、電動パーキングブレーキを従来のオプション装備から標準装備に変更。オプション装備にはドライバーの運転ストレスなどの状態を検知して注意喚起を行う「ドライバーステータスモニター(DSM)」や、ドライバーの運転時の異常を検知すると、車両が自動的に停止する「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」、ダッシュボード上のステレオカメラで車線を認識し、ステアリング制御で車線逸脱を抑制する「レーンキープアシスト(LKA)」などの安全機能装備(※)を追加した。

ライバーステータスモニターの検知イメージ
レーンキープアシストのステアリング制御イメージ

※各装置はドライバーの運転支援機能であるため、各機能の能力(認識・制御能力)には限界がある。各システムは、いずれも道路・天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合がある。

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