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トヨタ「ランドクルーザー」など3車種約3.2万台をリコール…トランスミッション・モニターの不具合

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トヨタ「ランドクルーザー」など3車種約3.2万台をリコール…トランスミッション・モニターの不具合

トヨタ自動車は、ランドクルーザーなど3車種のトランスミッションとパノラミックビューモニターに不具合があり、ブレーキペダルが踏まれていないと車両が動き出す、および映像が映らないおそれがあるとして、2024年2月21日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2021年3月24日~2024年1月15日に製造された32,948台。

今回リコールの対象となるのは、2021年3月24日~2024年1月15日に製造されたトヨタ ランドクルーザー、トヨタ カローラクロス、レクサス LX600の3車種32,948台。

不具合の箇所は、動力伝達装置(自動変速機)と後方等確認装置(パノラミックビューモニター用制御コンピュータ)で、詳細は以下の通り。

1.自動変速機(トランスミッション)において、多板クラッチのディスク形状と、駆動伝達に関する制御の検討が不十分なため、ニュートラルレンジにシフトした際にクラッチが切り離されないものがある。その結果、駆動力が伝達され、ブレーキペダルが踏まれていないと車両が動き出すおそれがある。

2.パノラミックビューモニターの制御プログラムが不適切なため、カメラ映像が映らず、車両周辺が確認できない場合があり、保安基準第44条(後写鏡等の基準)に適合しないおそれがある。

これまでに不具合が2のみ28件発生しているが、いずれも事故は起きていない。1は海外市場からの情報、2は市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、以下の対応を行う。

1.全車両のトランスミッション用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。
2.全車両のパノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正する。

使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。

リコール等情報|トヨタ自動車

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