三菱ふそう「ふそうファイター」など2車種約1.7万台をリコール…方向指示器が作動しなくなるおそれ
三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ふそうファイターなど2車種の方向指示器スイッチに不具合があり、導通不良が生じると、方向指示器が作動しなくなるおそれがあるとして、2024年7月10日、国土交通省にリコールを届け出た。リコール台数は、2017年6月2日~2019年7月24日に製造された1万7,485台。
今回リコールの対象となるのは、2017年6月2日~2019年7月24日に製造されたふそうスーパーグレート、ふそうファイターの2車種1万7,485台。
不具合の箇所は、灯火装置(方向指示器スイッチ)。設計時の検討が不適切なため、耐塵性能が低いものがある。塵埃が侵入し、接点表面に絶縁物質が生成されて導通不良が生じると、方向指示器が作動しなくなる。
これまでに不具合が41件発生しているが、事故は起きていない。市場からの情報により発覚、リコールを届け出た。改善措置として、全車両の方向指示器スイッチ一式を対策品に交換する。
使用者にはダイレクトメール等で通知し、日整連発行の機関誌・自社ホームページにも掲載する。